アセトン血性嘔吐症
心身の疲労などが原因で、嘔吐を繰り返す病気。命にかかわるような病気ではなく、
赤ちゃんよりも幼児や小学生に多い病気。
血液中のアセトンという物質がふえすぎて起こる病気で、突然元気がなくなって顔色が真っ白になり、
はげしく吐く。嘔吐は周期的で何回も繰り返し、しだいにコーヒーかすのようなものを吐くように。
何度も嘔吐するので、一見重症のように見えますが、命にかかわることはない。
赤ちゃんよりも幼児から小学生ぐらいの神経質な子どもに多く見られる病気。
治療
嘔吐が始まったら、脱水を起こさないようイオン飲料などを少しずつ与える。
飲んだものをすぐに吐いてしまう場合は、病院へ行き、診断後、吐きけ止めの薬などが処方される。
疲労や軽い感染、ストレス、食事の不摂生が誘因となって始まるが、原因として、体質と関係のある一過性の代謝・内分泌障害が考えられている。
治療としては、安静と精神的緊張をやわらげることが重要。ひどい場合でも嘔吐は2~3日で止まり、しだいに回復してゆく。
備考
アセトン血性嘔吐症は俗に自家中毒とも称され、日常よくみられる疾患であるが、
病因、病態生理には不明の点も多い。大体5歳頃から始まる小児の疾患であるが、
稀に成人にもみられる。欧米ではアセトン血性嘔吐症という診断名はなく、
周期性嘔吐症という病名が用いられる。
近年欧米などでは本症の患者の家族歴に片頭痛の患者が多いことが知られるようになり、
本症を片頭痛の亜型と捉える臨床家も多い。