腸重積
腸の一部が重なり合ってしまいほうっておくと壊死を起こす。
発症から24時間以内のケアでほとんどが治る。
腸の一部が同じ腸の中にもぐり込んでしまう病気。ちょうど望遠鏡の筒のように腸の一部が二重(場合によっては、三重にも!)に重なり合ってしまうのです。多く見られるのは小腸の終わりの部分(回腸)に大腸が入り込むというもの。
生後3、4カ月~1才ぐらいに起こりやすく、なぜ起こるのかその原因はまだはっきりとわかっていない。
ただ突発性のものはウイルスが関係しているようで、かぜが治ったあとに起こりやすい傾向がある。
またどちらかというと、体格のいい男の子の赤ちゃんに多く見られる病気。
治療
腸重積の診断、治療は、従来は、肛門(こうもん)からバリウムなどの造影剤を注入して行うエックス線検査で診断し、
治療は、肛門からバリウムか空気を高圧で注入し、その圧力で重なった腸を押し戻す方法が一般的。
大阪医大小児科では、診断に超音波検査(エコー)を用い、治療もエコーで観察しながら、
生理食塩水を注入して潜り込んだ腸を元に戻す「
エコー下整復」を行っている。
エコー下整復は、従来のエックス線検査に比べ、エックス線を浴びなくて済み、
腸が重なっている部分をエコーで直接観察しながら整復できるので、整復率が高いとの事。
備考
腸重積の症状特徴
最初は赤ちゃんの機嫌が悪かったり、ぐずったりすることで気づきます。
痛みが強いと、ふつうの泣き方とは違うはげしい泣き方をしたり、いきなり吐いてしまう場合もある。
こうした症状はしばらくすると一度おさまりますが、5~15分ぐらいすると、また不機嫌になり、泣きだしたりします。
そして数分後にはウトウト……。
こうした様子を繰り返すのが腸重積の特徴で、繰り返すうちに赤ちゃんはだんだん泣き疲れてグッタリとしてきます。
この繰り返しの発作が見られたら、夜中でも急いで病院へ。ほうっておくと重なった腸の内側に血液が届かず、
壊死を起こしてしまうことがあります。